入居者の利用状況や退去タイミングが読めないため費用を見積るのは難しいと思いますが、平均的な入居期間をヒアリングで確認し、退去数を予測して保守的にクロス張替え、クッションフロア張替え、畳表替えもしくは必要であれば洋室化をする場合の見積を取得して費用感を確認すると良いと思います。
中があまりにひどい状況ではなく水回りの交換工事もなしの表層的な修繕で済む場合には、単身用物件20-30㎡で15-25万円程度、40-60㎡程度の複数人・ファミリー想定であれば35-50万円程度が概算値と思います。あとはここに水回りのうち、洗面台の交換が入ったり、ペットを飼っていて異臭がひどい場合にはオゾン脱臭が必要になったり、その状況に応じて発生して来ると思います。こういったものを読み切るのが入居中が多ければ多い程難しいのが満室物件非推奨の理由の1つでもあります(後述)。
また、大規模修繕が長期間実施されていない場合は、大規模修繕の費用を根拠に指値をするやり方もあります。指値の根拠にするかどうかに関わらず、直近で修繕が必要な個所が無いか、ある場合は費用がどの程度か確認してコストを固めましょう。直近で対応不要な場合は何年後ぐらいに大規模修繕が必要になりそうか確認し、購入後得られるCFから積み立てておけると良いと思います。
なお、ヤモリでは基本的には満室物件は売るために満室にされていることが多く、大家力もつきにくいことから上述のとおり非推奨です。記載の通り室内が確認できない点もリスクがあります。現地調査で外からできる限り物件の状態を調査したり、賃貸借契約書を確認して借主が重複していないか、契約日が同じタイミングで固まっていないかなど満室偽装をされていないかの確認をしながら、慎重に進める必要がありますので、満室に関する他のFAQもご参照いただければと思います。
