テナントの場合も住戸(レジデンス)と基本的な調査方法や順序は一緒で、デスクトップ調査・ヒアリングを行い、客付会社の意見を元に需要を見極めると良いと思います。ただし、住戸に比べて総数が少ないため情報の粒度が粗いこともよくあります。(不動産屋さんもよくわかっていないケースも多い)できることとしては、テナントを扱っている客付け業者を見つけてヒアリングすること、食べログなどで繁盛しているお店を見つけて謄本を取得したり、客付け会社にヒアリングして賃貸かを確認し、賃貸の場合には延床や設備、諸条件を確認してベンチマークにするとよいです。
なお、テナントは賃料が住居より高くなるものの一度退去があると次の入居までに時間がかかるケースも多いため、住居よりもリスク・リターン共に高い性質があります。購入判断の際には物件ごとの詳細を調査し、個別にご相談ください。
テナントはものによっては最低限の下地や水回りを整えてあげて、借り手が自分のお店をイメージできると後は自分の費用で内装してくれることが多いです。そうすると入居者さんのお金で建物をバリューアップでき、かつ原状復帰を義務にしておけば解体費をもらって退去してもらうことも可能で、そのまま解体せずに居ぬきで次の入居者も求められることもあると思います。
また、住居付きの物件ですと住居部分が50%を超えていれば将来的に住宅ローンで借主に高く買い取ってもらえる可能性もあり、リターンを見ると小ぶりのテナントやテナント付き物件は非常によいです。
ただ、再三ですが需要の見極めを間違うとずっと空室ということが普通におきますので、事前調査でどれだけ汗を掛けるかが重要と思います。この点、肝に銘じてしっかり調査しましょう。
