持たざる者戦略では、初期の段階で「キャッシュが出ること(収益性)」を最優先に考えることが重要です。
というのも、投資初期は金融資産や信用力が乏しく、高積算かつ高収益の物件をいきなり取得することが難しいため、まずは少額でもキャッシュフロー(CF)が黒字になる物件を保有し、事業としての実績を作ることが優先されます。
キャッシュフローが黒字で回っていれば、自然とP/L(損益計算書)も黒字となり、毎年の利益の積み上げにより純資産(B/S)を改善していくことが可能です。これが金融機関からの評価につながり、次第に積算評価の高い物件にも手が届くようになるという流れです。
もちろん、積算が極端に低い物件ばかりでは金融機関の評価に限界があるため、途中で売却益を取り込んだり、築浅物件を購入したりしてバランスを調整することも必要ですが、それはあくまで拡大フェーズでの戦略です。
したがって、「まずは収益を制し、後に積算を整える」のが、持たざる者戦略における現実的な勝ち筋と言えます。
